『良い姿勢』について、考えたことはありますか?

2023年8月24日

良い姿勢と悪い姿勢

こんにちは。
”アメリカの医学・オステオパシー” という手技で身体の調整をしております、ぺんぎん堂の橋本智子です。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

  • 良い姿勢でいるつもりなのに、背中や肩のコリがひどい。

  • 良い姿勢、意識しているときはできるけれど、気づくと姿勢が崩れている。

そんな経験はありませんか?

この記事では、私が考える良い姿勢と、良い姿勢を保つコツについてお話します。




姿勢の悪い子供だった私が、姿勢をちょぴり良くするまで


子供のころ

私は、幼稚園のころから、背中が丸くて姿勢の悪い子供でした。背が高かったからかなぁ…

体育館でみんなで並んで前屈させられて、側弯をチェックするイベント、ありましたよね。あれで、ひっかかったくらい姿勢が悪かった。

ぶらさがれ!と言われて、鉄棒にぶらぶらとぶらさがったのを覚えています。長続きしませんでしたが 😅

長続きしないといえば、気をつけ!という掛け声とともに、体をピンとまっすぐにそらしてみても長続きしないですよね。

姿勢が悪いと、第一印象良くないじゃないですか。
でも、自分の姿勢は見えないので、気にしつつも、あんまり気にせず社会人になってしまいました。

社会人になって

社会人になってからは、プレゼンする機会が結構ありました。
姿勢が悪いと、しゃべり始める前から既に損してる感じがしますよね。

プレゼンテーション

プレゼンするときだけ、人が変わったように、姿勢も目線も声も、全てが堂々と、でも感じよくなる人っていますよね。

生まれながらにしての営業センスですかね?

残念ながら、私はそんなセンスを持っていないので、
「なんとかしたいな、姿勢。」
「まだ間に合うかな?」
と切実に思うようになりました。

姿勢改善に挑む

そんな想いから、筋膜リリース、ロルフィング、フェルデンクライス、アレクサンダーテクニック、などなど、色々な所に行きました。

そして、なんと、久しぶりに会った、高校のクラスメートに、「背、伸びた?」って言われたんですよ😲😄😄

ロルフィング、フェルデンクライス、アレクサンダーテクニックなどのボディワークを通して、自分で感じようとしたことが良かったのではないかと思います。

背が伸びてるわけないので、伸びたように見えたんですね。嬉しかったですねー。

あ。社会人になってから、1年ほど武道をかじったので、ひょっとすると、それも姿勢に影響していたかもしれません。


年齢とともに変わってきた姿勢に対する考え


学生時代

学生時代は、良い姿勢の一番の目的は、「美しく見せること」だと思っていました。

社会人になってから

社会人になると、姿勢が良いほうが、仕事ができる印象だよなぁとか、お客さんにウケがいいよなぁ、という現実的なものに変わってきました。

40代を迎えるころから

そして、40代になってくると、自分も友人も若いころのように無理がきかなくなってきて、健康への意識が強くなってきました。

姿勢と健康。かなり密接に関係してますよね。


良い姿勢だけど疲れる~クライアントさんの例


背筋がピンと張っていて、一見とても姿勢の良いクライアントさんで、「肩と背中のコリが辛い、時々腰痛も」という方がいました。

実は一人ではありません。このパターンは、意外と多いのです。

首・肩・背中・腰のコリと脊柱

共通する特徴・症状

共通している特徴は、

  • 力が抜けなくて、いつも肩や背中が緊張している
  • 背骨がかたい

症状としては、人によってまちまちですが、

  • 肩こり
  • 肩甲骨の間が痛い
  • 背中の痛み・コリ
  • 腰痛、時々ぎっくり腰

が多いです。

対処法:外からと内から

オステオパシーの施術をして、かたい背骨を動きやすくしたり、自律神経のトーンを押えて力が抜けやすいようにすることはできます。

でも、動きやすくなった体を維持するためには、「固い背骨や体の緊張を作ってしまった生活のクセをなくしていくこと」もとても大切です。

  • オステオパシーの施術=「外から」と、
  • 生活のクセをなくしていくこと=「内から」

の両輪で長年作ってきた姿勢を治していくんです。

このクライアントさんは、オフィスでパソコンに向かう仕事をされていたので、座り仕事のときの姿勢をアドバイスしました。


良い姿勢で椅子に座るコツ


良い姿勢で椅子に座るコツは、骨盤を立てることです。

骨盤を立てる

ポイントは坐骨

椅子の座面にあたる骨がありますよね。「坐骨」といいます。 「坐骨」のやや前あたりが座面にあたるようにすると、骨盤が立ちます。

反対に、「坐骨」の後ろ側が座面にあたるようにすると、骨盤が寝ます。 腰が丸くなりますね。

骨盤を立てて座ると、腰や胸が自然に伸びます。腰にも胸にも力をいれていないのに😲

骨盤を寝かせると、

骨盤を寝かせて座ると、力をいれないと、腰や胸を丸めずに伸ばすことができません。
頑張って良い姿勢をとろうとすると、

  • 疲れる
  • 気づくと猫背になっている
  • 肩や背中が凝る

一生懸命姿勢を良くして座っているのに、背骨がガチガチ、肩こりや腰痛になってしまいます 😭

楽に骨盤を立てる方法

簡単に骨盤を立てるには、タオルを使います。

「坐骨」の下にタオルを敷いて、ちょっと高くしてみてください。
そうすると、自然に骨盤が立ちます。

骨盤を立てようと思って、腰を反らせたらだめですよー。骨盤を立てて、背骨はその上にのせるだけ。自然に腰が伸びるのに任せるイメージです。

頑張って力を入れなくても、背筋がスッと伸びるので疲れません。

骨盤を立てると、どうして自然に背筋が伸びるのか?

骨盤と背筋の関係

骨盤が寝ていると、その上にのっている背骨も自然と丸くなるので猫背になります。
骨盤が寝ているのに、腰を真っ直ぐ伸ばそうと思うと、かなりの筋力が必要です。

骨盤を立てると、上にのっている背骨も連動して伸びます。
土台が丸くならないので、その上も丸くならない=伸びるんですね。


私が考える良い姿勢とは


私の考える良い姿勢は、

  • 力を抜いて
  • 無理なくキープできる
  • 自然な姿勢 です。

どんなに見た目が美しくても、体に負担がかかる姿勢は「良い姿勢」ではないな、と思います。

無理なくキープできる「良い姿勢」をしていると、美しい見た目はあとからついてきます。

そして、健康とも深~く関係しています。

姿勢と健康

さきほど例にあげたクライアントさんのように、頑張って背筋を伸ばして姿勢を良くしていると...
胸のあたりの背骨がガチガチになって、呼吸が浅くなってしまいます。

1日の呼吸回数はおよそ2万~2万5,000回。5年続けると、10万回以上。

浅い呼吸を10万回以上もしていたら、どこかに不調はおきますよね。

猫背の場合は、不健康につながるのは直観的にわかりますね。
肝臓・胃・腎臓など、全ての内臓がぎゅうぎゅう押されるので、内臓に負担がかかります。

さらに、背骨の近くには自律神経の通り道があります。背骨が曲がっていると、自律神経の通り道も曲がってしまうので、自律神経のはたらきが悪くなります。


あなたにとっての良い姿勢は、どんな姿勢ですか?


骨盤を立てる

当院では、アメリカ式整体のオステオパシーという方法で、脊柱の歪みや自律神経を整えて、「楽な姿勢」を作れるようにお体を調整します。

施術後には、良い姿勢を作るコツもアドバイスしています。

気になったら、一度ご来院ください。お待ちしております🐧

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